当社は各事業部門でISO9001の認証を取得しています。ISO9001のしくみを導入することによって業務の標準化を図るなど常に品質改善に努め、お客様の視点で良い製品・サービスの提供を行うことで社会に貢献してきました。
今後も、グループ経営重視の方針の下、お客様にとって魅力ある商品の実現に向けて、 当社グループ全体でさらなる「ものづくり力」の向上に努めていきます。
研究、開発、製造、営業、サービス、管理業務にいたるすべての段階、すべての部門、すべての階層において、常に事実に基づいて管理のサイクル(PDCA)を回し、製品、サービスおよび業務の品質の維持・向上に努め、当社の経営方針の実現をはかる。
当社では、グループレベルで品質管理を推進するための最高機関として、社長を委員長とした古河電工グループ品質管理委員会を設置しています。本委員会の主導のもと、各部門長直属の「部門品質管理委員会」が、製品・サービスおよび業務における継続的な品質の維持・向上を推進しています。
ものづくり力を向上させること、技術的に価値のある知見を得ること、失敗コストの改善を行うこと、これらを目的に、すべての事業部門で重要テーマを選出して、その問題解決の取り組みを進めています。活動の中で問題解決力の高い人材を育成する狙いもあります。
年度末には当社グループ行事として活動報告会をオンライン開催し、全事業部門で互いに活動報告を聴講し合い、問題解決の進め方について「相互研鑽」を行いました。
お客様の期待する品質の実現には、設計・開発の段階において問題を発見し、生産を開始する前に手を打つことが重要です。
本プロジェクトでは、設計・開発者の問題発見・解決の力量向上とそれを効果的に実施するための仕組みの改善に取り組んでいます。
2020年度は力量向上のための研修会を継続して対象事業部門を拡大するとともに、実践により、この考え方の浸透を進めました。
この考え方に沿った仕組みは、当社グループが独自に定めている設計・開発に関する「ガイドライン」に示しています。各部門では、このガイドラインに則して、それぞれに適した標準化を進め、運用しながら出てきた問題点について継続した改善を実施しています。
日本の製造業で品質不正が後を絶たない状況を踏まえ、当社グループとして、特に品質コンプライアンスに関連する部分に関して守るべきことを規定した「ガイドライン」を設定し、点検を実施する等、「品質コンプライアンス」「品質ガバナンス」強化を引き続き進めていきます。
お客様の期待する品質を実現するために2つのプロジェクトを継続していきます。
「品質強化プロジェクト」活動は、品質改善テーマに対して表面的な対処を繰り返すのではなく、それを引き起こしている元々の原因は何なのかをしっかり究明して、取り組んでいるテーマの事業分野の技術向上をはかるとともに、高い問題解決力を持った人材を育成する活動を継続的に推進していきます。
「設計・開発の力量・仕組みの向上プロジェクト」活動は、お客様が利用する前に、主に設計・開発段階で潜在する問題を発見し、解決する未然防止を実践するための活動です。力量向上のための研修、および組織として未然防止を実施するための仕組みの導入と改善を継続的に推進していきます。
目標と実績(品質)
:達成
:未達成事項あり
:未達成
2020年度 | 2021年度 | ||
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目標 | 取組実績 | 達成度 | 目標 |
お客様の期待する品質を実現しよう!「失敗コスト」2019年度比10%減 |
問題解決の進め方の相互研鑚、設計・開発の力量・仕組みの向上プロジェクトの拡大、浸透を進めました | ![]() |
お客様の期待する品質を実現しよう!「失敗コスト」2020年度比10%減 |
これまでの取り組み 2005年度より女性の就労環境整備とワークライフバランス推進に継続的に取り組んできましたが、多様な人材が活躍でき...
妊娠、出産、育児、介護などの多様なライフイベントに応じた制度や、各種休暇制度、フレックスタイム制やテレワーク制度などを設け、従業員のワーク・ライフ...
障がい者雇用を通じて、ダイバーシティー&インクルージョンを推進します 当社は1人でも多くの障がい者が、より良い環境で就労できる環境を...
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