Furukawa Electric Group’s Sustainability 古河電工グループのサステナビリティ

SDGsへの貢献

古河電工グループのSDGsへの取り組み

SDGsと古河電工グループ ビジョン2030

当社グループのDNAは、創業者である古河市兵衛が語った「従業員を大切にせよ、お客様を大切にせよ、 新技術を大切にせよ、そして社会に役立つことをせよ。」にあります。この考えは、国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)やESG経営につながると考えています。この創業者の思いとSDGsを念頭におき、「古河電工グループビジョン2030」を策定しました。ビジョン2030は、当社グループにとって関連性の高いSDGsが示す国際的な社会課題や地域が抱える社会課題などを想定し、SDGs達成年である2030年の当社グループのありたい姿を示したものです。当社グループは、対処すべき経営上の重要課題(マテリアリティ)に取り組むことにより、ビジョン2030を達成するとともに、SDGsの達成にも貢献していきます。

バリューチェーンマッピングによるSDGs優先課題の検討

当社グループの現在の主要製品が、SDGsの17目標・169ターゲットの何に貢献しているかを、SDGコンパスのバリューチェーンマッピングを用いて検討し、優先的に取り組むべきSDGs課題の特定を行いました。特に効果や影響が大きく、特徴的なものについて、一部ご紹介します。

インフラ/情報通信ソリューション 「光ファイバ・ケーブル」

〈正の影響の強化〉
光ファイバ・ケーブルは、5Gの進展、またコロナ禍での通信トラフィックのさらなる増大も踏まえ、持続可能かつ強靭な通信インフラの開発や拡大、安全かつ強靭なまちづくりに貢献します。
〈負の影響の最小化〉
製造工程における温室効果ガス排出量削減は重要課題と認識しており、製造工場の省エネなどの各種施策を推進しています。

インフラ/エネルギーインフラ 「洋上風力発電向け海底送電線」

〈正の影響の強化〉
洋上風力発電を始めとする再生可能エネルギー電源と電力基幹網との連系構築に不可欠な海底線・地中線を供給・布設することにより、脱炭素社会の実現に貢献します。
〈負の影響の最小化〉
海底ケーブル敷設工程において、海洋の環境への影響を極力小さくするように配慮しています。

電装エレクトロニクス/自動車部品 「アルミワイヤハーネス」

〈正の影響の強化〉
銅より軽量なアルミ電線を用いたワイヤハーネスの使用は、自動車の軽量化、燃費の向上による消費エネルギーの効率化などによって、脱炭素社会の実現に貢献します。
〈負の影響の最小化〉
製造工程におけるエネルギー使用に関しては、製造工場の省エネに加えて、再生可能エネルギー利用比率の向上を推進しています。

電装エレクトロニクス/電装エレクトロニクス材料 「無酸素銅線」

〈正の影響の強化〉
無酸素銅線は、電気自動車やハイブリッド車の駆動モータに使用されます。この製品の使用により、クリーンエネルギー利用効率を高めることができ、脱炭素社会の実現に貢献します。
〈負の影響の最小化〉
製造工程において、リサイクルされた銅の割合を増やし、天然資源を有効に利用していきます。

機能製品 「サーマル製品」

〈正の影響の強化〉
放熱・冷却機構の高性能化されたサーマル製品により、主な用途の1つであり、電力消費量の面でも世界的に注目されているデータセンタの消費エネルギー効率化、ランニングコスト低減等を実現し、情報通信の高速大容量化に貢献します。
〈負の影響の最小化〉
製造工程におけるエネルギー使用に関しては、製造子会社での省エネ・再生可能エネルギー利用比率の向上を推進しています。

SDGs達成に向けた地域社会との連携

内閣府「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」

当社は、2021年4月に内閣府の「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」に登録しました。

このプラットフォームは、国内におけるSDGs活動を促進し一層の地方創生につなげることを目的に内閣府が設置した、広範なステークホルダーとのパートナーシップを深める官民連携の場です。当社は会員企業の一員として、日本の地方創生のために積極的に貢献していきます。

とちぎSDGs推進企業

当社日光事業所および銅箔事業部門は、2022年1月に「とちぎSDGs推進企業」に登録されました。

栃木県による「とちぎSDGs推進企業登録制度」は、SDGs達成に向けて意欲的に取り組む県内企業等が「環境」「社会」「経済」の3側面で宣言した活動内容について登録する制度です。当社では、栃木県日光市にある2拠点(日光事業所、銅箔事業部門)が、SDGs達成に向けた活動を宣言し、登録されました。

かながわSDGsパートナー

当社は、2021年5月に「かながわSDGsパートナー」に登録されました。

神奈川県による「かながわSDGsパートナー」は、SDGs推進に資する事業を展開する県内企業・団体等の取組み事例を募集・登録・発信するとともに、県と企業・団体等が連携してSDGsの普及促進活動に取り組むものです。当社はパートナーの一員として、創業の地の1つである神奈川県、そして県内企業とともに、SDGsの推進に積極的に貢献していきます。

三重県SDGs推進パートナー

当社三重事業所は、2023年7月に「三重県SDGs推進パートナー」に登録されました。

三重県による「三重県SDGs推進パートナー」は、県内企業・団体等のSDGs活動を見える化し、県が後押しすることで、持続可能な社会の実現に向けた取組みを広げることを目的とした制度です。三重県内にある当社三重事業所では、パートナーの一員として、SDGsの推進に積極的に貢献していきます。

株式会社ディ・エフ・エフ, サステナビリティ推進室