当社グループのDNAは、創業者である古河市兵衛が語った「従業員を大切にせよ、お客様を大切にせよ、 新技術を大切にせよ、そして社会に役立つことをせよ。」にあります。この考えは、国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)やESG経営につながると考えています。この創業者の思いとSDGsを念頭におき、「古河電工グループビジョン2030」を策定しました。ビジョン2030は、当社グループにとって関連性の高いSDGsが示す国際的な社会課題や地域が抱える社会課題などを想定し、SDGs達成年である2030年の当社グループのありたい姿を示したものです。当社グループは、対処すべき経営上の重要課題(マテリアリティ)に取り組むことにより、ビジョン2030を達成するとともに、SDGsの達成にも貢献していきます。
当社グループの現在の主要製品が、SDGsの17目標・169ターゲットの何に貢献しているかを、SDGコンパスのバリューチェーンマッピングを用いて検討し、優先的に取り組むべきSDGs課題の特定を行いました。特に効果や影響が大きく、特徴的なものについて、一部ご紹介します。
当社は、2021年4月に内閣府の「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」に登録しました。
このプラットフォームは、国内におけるSDGs活動を促進し一層の地方創生につなげることを目的に内閣府が設置した、広範なステークホルダーとのパートナーシップを深める官民連携の場です。当社は会員企業の一員として、日本の地方創生のために積極的に貢献していきます。
当社日光事業所および銅箔事業部門は、2022年1月に「とちぎSDGs推進企業」に登録されました。
栃木県による「とちぎSDGs推進企業登録制度」は、SDGs達成に向けて意欲的に取り組む県内企業等が「環境」「社会」「経済」の3側面で宣言した活動内容について登録する制度です。当社では、栃木県日光市にある2拠点(日光事業所、銅箔事業部門)が、SDGs達成に向けた活動を宣言し、登録されました。
当社は、2021年5月に「かながわSDGsパートナー」に登録されました。
神奈川県による「かながわSDGsパートナー」は、SDGs推進に資する事業を展開する県内企業・団体等の取組み事例を募集・登録・発信するとともに、県と企業・団体等が連携してSDGsの普及促進活動に取り組むものです。当社はパートナーの一員として、創業の地の1つである神奈川県、そして県内企業とともに、SDGsの推進に積極的に貢献していきます。
当社三重事業所は、2023年7月に「三重県SDGs推進パートナー」に登録されました。
三重県による「三重県SDGs推進パートナー」は、県内企業・団体等のSDGs活動を見える化し、県が後押しすることで、持続可能な社会の実現に向けた取組みを広げることを目的とした制度です。三重県内にある当社三重事業所では、パートナーの一員として、SDGsの推進に積極的に貢献していきます。