当社グループは、基本的な「法令遵守"」はもちろん、「安全人間化」および「本質安全化」を重点的に進めています。さらに、「安全管理」を加えた3つの活動を軸に安全活動を行い、ゼロ災害とゼロ疾病を目指すことを基本的な考え方としています。
注1) SIDIS( サイディス )サイクル:①じっと見て まねる(SI)・②対話(D)・③改善(I)・④標準化(S)を意味し、安全活動特に作業者の作業姿勢や目線でまねて疑似的にみて危険源や危険な行動を把握し、作業者と話し合いその原因を解明し 本質的な対策までつなげる事を言う。
当社グループでは、グループレベルの労働安全衛生管理を推進する最高機関として、社長を委員長とした「古河電工グループ安全衛生委員会」を設置しています。本委員会では、経営層が委員となって、グループ全体の安全衛生活動の方針や施策について、審議、決定およびフォローを行っています。
当社グループの安全衛生活動についての活動発表会を開催し、優秀な活動を表彰しています。2019年度は、各事業部門から選ばれた計12組(うち、グループ会社4組)が発表し、社長表彰を受けました。
当社の安全担当役員が、災害発生時や前年度の成績に応じて、当社およびグループ会社の現場を訪問し、対策の適切性や定着度の確認、本質安全化に向けた意見交換などを行い、再発防止に努めています。国内外のグループ会社に訪問し、2019年度は12社と意見交換しました。
当社の2019年度の安全成績は、休業災害0件という目標に対し、4件の発生となり、未達成という結果でした。休業災害度数率 注1)は、当社は0.59と増加、国内グループ全体 注2)は0.32と減少しました。
注1) 度数率=(死傷者数/ 延べ実労働時間)×100万
注2) 2019年度の集計範囲は、古河電工および国内グループ会社34社の従業員および派遣社員です。
注3) 全産業および製造業全体のデータは厚生労働省調査の結果より
また、2019年度の海外グループ会社も含めたグループ全体としての災害度数率は0.6でした。ここでの対象災害は休業災害および不休業災害です。
目標と実績(災害)
:達成
:未達成事項あり
:未達成
2019年度 | 2020年度 | ||
---|---|---|---|
目標 | 取組実績 | 達成度 | 目標 |
休業災害0件 | 休業災害4件 | ![]() |
休業災害0件 |
当社では、厚生労働省労働基準局からの通達「過重労働による健康障害を防止するため事業者が講ずべき措置等」を指針として、健康診断結果に基づく就業制限を徹底するとともに、長時間勤務者に対して産業医による面談を実施し、長時間勤務者の健康管理に注力しています。
当社では、2002年度よりメンタルヘルス対策を開始し、外部EAPによるカウンセリングシステムを導入、ラインケア・セルフケア研修を始め、様々なメンタルヘルス教育を全社展開し、2016年度には法改正に伴うストレスチェック制度を導入、医師による相談も実施しています。
当社では、2003年度から本格的に喫煙対策に取り組み、受動喫煙防止・禁煙促進に関する活動を実施しており、全社目標として掲げた、「2017年度就業時間内禁煙」「2020年度敷地内全面禁煙」を、いずれも達成しました。また、その中で、従業員喫煙率(男性)は2002年度53.3%⇒2019年度26.0%と減少しており、生活習慣の改善にもつながっています。今後も喫煙者に対する禁煙支援を継続実施していきます。
転倒災害は年齢と共に増加し、当社でも高齢化が進むにつれ、転倒災害(歩行時の通勤災害含む)の増加が危ぶまれるため、2016年度より、転倒災害の防止教育、体操(筋トレ)を導入しています。また、身体機能測定を、2016年度には50代以上、2017年度からは40代以上に対象を拡大して実施しています。
当社は、2017~2020年、4年連続して、経済産業省の健康経営優良法人認定制度で、優良な健康経営を実践している「健康経営優良法人2019(ホワイト500)」に認定されるとともに、2019年には経済産業省と東京証券取引所が選定する「健康経営銘柄2019」にも選定されました。
また、2017年5月15日には、経営的な視点から、戦略的に従業員の健康管理・健康づくりに取り組む「健康経営」を推進していくため、「古河電工グループ健康経営宣言」を制定しました。「多様な人材を活かし創造的で活力ある企業グループを目指す」ため、安全と健康をすべてに優先させて、健康経営を意識した諸活動を全社で推進し、「皆がいきいきと働き、成長し続け、誇れる企業」を作っていきます。
基本的な考え方 2005年度より女性の就労環境整備とワークライフバランス推進に継続的に取り組んできましたが、多様な人材が活躍でき...
妊娠、出産、育児、介護などの多様なライフイベントに応じた制度や、各種休暇制度、フレックスタイム制やテレワーク制度などを設け、従業員のワーク・ライフ...
古河電工グループでは、2017年5月15日、経営的な視点から、戦略的に従業員の健康管理・健康づくりに取り組む「健康経営」を推進していくため、「古河...
古河電工グループでは、毎年度、健康管理を中心とし、作業環境管理・作業管理を含めた衛生管理に関する方針と課題を「衛生管理指針」として定め、グループ関...
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ヘルスリテラシー向上と健康づくり活動 古河電工では、従業員の健康づくりための様々な取り組みを行っています。 メンタルヘ...