当社グループは環境基本理念にもとづき、環境活動に取り組んでいます。環境管理に関する最高諮問機関を「古河電工グループ環境委員会」と称し、執行役員・ものづくり改革本部長が委員長を務め、経営を担う各事業部門長・本部部門長の委員で構成され、環境経営を推進しています。四半期ごとに、取締役会にて進捗報告を行っています。
環境経営の意思決定が円滑に展開できるように、各事業部門・本部部門の環境統括からなる「環境統括者会議」にて横断的に、環境課題を具体的に検討しています。
当社グループでは、拠点毎にISO14001に準拠した環境管理体制を構築し、環境活動を行っております。
ISO14001認証を取得しています。
ISO14001を取得している当社事業所、国内グループ会社、海外グループ会社
当社グループでは、従業員の環境へ配慮する意識を向上させ、環境活動に必要な知識を共有するために、環境教育を実施しています。
2019年度の新任向けのISO14001内部環境監査員講習では、43名が受講しました。階層別教育は、年度始めに新入社員教育、新任課長向け研修や中堅モノづくりスタッフ研修などを実施しています。
2019年度6月の環境月間では、環境事故や異常の未然防止活動として、危険予知訓練(KYT)を実施しました。
当社グループでは、環境意識の向上と環境活動のレベルアップなどを目的に、2010年度から環境活動表彰を始め、2018年度よりESG表彰「環境貢献賞」に改称しました。
2019年度は審査会を経て優秀賞2件と優良賞1件と努力賞2件が選ばれました。優秀賞に選ばれたのは、容器包装廃プラを主原料とする「リサイクル樹脂製トラフ・グリーントラフ®」製造・販売による環境負荷削減に貢献する案件、三重事業所の燃料転換により温室効果ガスを大幅に削減した案件でした。
当社グループでは環境会計を導入し、環境保全コストとその効果を定量的に把握することで、効率的かつ効果的な環境活動に努めています。集計方法は環境省の「環境会計ガイドライン(2005年版)」を参考に、当社および国内グループ会社21社を対象としています。
2019年度の環境保全コストは費用額が28.6 億円、環境関連投資額が13.7 億円でした。前年と比べ費用額は横ばい、投資額は4.7億円の増額となっています。
環境マネジメントの国際規格認証 (ISO14001) 国内では、生産に係る当社の事業所等6拠点と、グループ会社20社で、環境マネジメ...
現在、当社グループが製造・輸入している製品には、石綿を含有する製品はありませんが、過去に産業用途で製造・販売した製品には石綿を含有する製品がありま...