当社グループは、資源循環型社会へ貢献するため、水資源の有効利用に取り組んでいます。グループ全体では、水使用量削減及び水リサイクル・再利用に取り組んでいます。また、拠点毎では、水使用量・排水量の管理・把握に努めています。今後もさらなる水使用量の削減に取り組んでいきます。
2020年度の目標および実績は「環境保全活動目標と実績」をご覧ください。
2020年度は、水資源の総使用量は減少しましたが、原単位は悪化し、水使用量原単位は1.45千m3/億円となり、2017年度比で8.1%の増加となりました。今後も生産工程などで必要な水資源を利用していきますが、引き続き、節水や循環利用に努めるとともに、水質および排水量を管理していきます。
2022年2月には「環境目標2030」を改定し、水使用量削減に関する新目標を設定しました。
当社グループは、グループ全体および事業会社単位において、水管理計画を策定し、水使用量の削減に取り組んでいます。2021年7月末現在、当社グループの国内外の会社89社のうち、47%にあたる42社が水の管理計画を策定し、水使用量の削減に取り組んでいます。
事業場内にある冷却塔では、循環水に含まれる成分が析出するため定期的に薬剤洗浄を行っており、この洗浄工程では大量の水が必要でした。そこで、水使用量削減を目的に、浄化装置を導入した結果、固形物の析出を防ぎ、薬剤洗浄を必要としないプロセスへ改善しました。これにより、廃棄物の削減や水使用量の削減(ランニングコスト50%削減)、さらに冷却効率向上による省エネにつながりました。
当社グループは、世界資源研究所(WRI)のAQUEDUCTや自治体のハザードマップなどを利用して、当社グループの主要な拠点について水リスク地域および水ストレス地域(⽔需給に対する逼迫)の洗い出しを行いました。その結果、水リスク地域として2つの拠点(平塚事業所、インドネシア(TMS))を抽出しました。毎年、水資源を含めたリスクアセスメントを実施するとともに、BCM計画表に織り込んで改善しています。また、水ストレス地域については、該当はありませんでした。今後も継続的に調査し、もし水ストレス地域が特定された場合には、地域の自治体等ステークホルダーの皆様とコミュニケーションをとりながら、対策に取り組んでいきます。なお、2020年度の水関連リスクに関するコスト(設備投資費等)は730百万円でした。
環境マネジメント体制 当社グループは環境基本理念にもとづき、環境活動に取り組んでいます。環境管理に関する最高諮問機関を「古河電工グル...
環境マネジメントの国際規格認証 (ISO14001) 国内では、生産に係る当社の事業所等6拠点と、グループ会社25社で、環境マネジメ...
基本的な考え方 当社グループは、省資源・再資源化の推進を「環境基本方針」に織り込み、廃棄物の削減や資源利用量の最小化、リサイクルに取...
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